【やきものの特徴】
こちらでは、やきものの種類とその特徴について簡単に説明させて頂きます。
<目次>
1 陶器
陶器は「土もの」と呼ばれる低温焼成の焼き物です。
陶土と呼ばれる特殊な粘土に、ガラスの原材料にもなっている珪石(けいせき)や長石を混ぜ合わせ、約800~1250度で焼いて作ります。
土らしいぽってりとした柔らかい質感で、温度差に強く、熱くなりにくく冷めにくいのが特徴です。
吸水性があるため、電子レンジ・食洗機での使用は控えた方が良いです。
2 磁器
磁器は「石もの」と呼ばれる高温焼成の焼き物です。
陶石と呼ばれる石英や長石を砕いたものと粘土をまぜ、陶器よりも高温の1300度前後で焼き締める焼き物です。
生地が焼き締まっているのでほとんど吸水性が無く、陶器より硬く強度も高く取り扱いがしやすいです。
光が透き通る透光性があり、指ではじくと金属的な音がします。
3 半磁器
陶器と磁器の中間の性質を持ち、丈夫で耐水性があり、炻器と呼ばれることもあります。
鉄分を多く含む土からなり、1200~1300度で焼成した焼き物です。
吸水性がほぼなく、透光性はありません。
たぬきの置物で有名な信楽焼や、建築用のタイルでもよく使われています。
4 強化磁器
磁器の成分である長石・硅石を極力減らし、代わりに「アルミナ」というセラミックスの中でも
高精密な原料を配合し強度を上げた磁器の焼き物になります。
当社のニューネオハードもこちらの強化磁器にあたります。
アルミナの配合量はメーカーによって異なり、一般的に試験体の棒を折れるまでテストする
「曲げ強度」が150Mpa以上の物を強化磁器と呼んでいます。
当社のニューネオハードは平均280Mpaを誇り、実感できる強度の差が御座います。
5 今使っている食器が不明なら
当社からお納めした食器は履歴からお調べ可能ですので、お電話・メール等でご依頼下さい。
購入先がご不明な食器は、現品のお写真を頂ければお探し可能です。
メール:info@aigi-net.com (施設様・ご担当者様のお名前もご記入下さい) もしくは
公式LINE:https://lin.ee/iOK5c1z より友だち登録頂き、LINEでお写真をお送り下さい。
6 まとめ
焼き物は長い歴史と共に進化してきましたが、どれも味があり使う方を魅了しています。
焼き物は別名「ワレモノ」、割れる物として大切に扱われてきました。
業務用食器としては、日々大量洗浄によるハードな取り扱いが多いため、
当社は、強度・耐久性に特化して原料を開発してきました。
焼き物の手触り、触感はやはりいいものです、大切にしたい文化としてこれからも守り
進化していきたいと思います。
あめつち菜人
おはようございます。
こういう、まさにプロならではの情報は読んでいてとても面白いです(^^)
そして基準の数値の倍近くの強度を持つ、すごいです!
愛岐共販社
あめつち菜人様
おはようございます、いつもありがとうございます。
写真がなく文章だけで見辛くてすいませんが、焼き物も進化している事をご理解頂けますと幸いです。