製法の特徴
当社のニューネオハードは全てうわぐすりの下に転写する
「下絵柄」で統一しております。
下絵柄は、生の生地を素焼き(仮焼)した物に転写紙を貼り、うわぐすりを施釉して焼成する製法で、
絵柄が一番はげにくい絵付けの方法です。
下絵転写のネックは貼り付けが一発勝負な所と、手作業で貼り付けを行う必要がある事です。
(一部自動転写もありますが、多品種小ロットの当社の場合、手作業の方が作業効率が高いです)
そこで、新しい絵柄を作った際に、どのように貼っていこうか?と言うのが毎回悩み所になります。
たくさん貼ったほうが見栄えはしますが、作業の手順も多くなる事と、かえってワンポイントの方がなじみやすい物もあったり、と同じ絵柄でも器の形状毎に転写の貼り方を考えないといけないのでこれがまた大変です。
現場の方と色々な貼り方をテスト・焼成し、お料理が華やかに見える料理の邪魔をしない絵柄の貼り方を検討していきます。
器はあくまで料理を引き立てる脇役、シンプルな絵柄が近年は好まれています。